父子家庭のシングルファザーが申請すべき手当・補助金一覧

バツイチ

働きながら子どもを育てるバツイチ子持ちのシングルファザーにとって、お金の悩みはつきものです。

今回は、父子家庭のシングルファザーが申請できる手当や補助金について紹介します。

バツイチ子持ちが申請すべき手当

バツイチ子持ちのシングルファザーの男性が申請すべき手当は、以下の5つです。

順番に詳細を説明します。

児童手当

児童手当とは、子育ての支援を目的として国から保護者に向けて支給される補助金です。

児童手当は、子どもが中学校を卒業するまで毎月受け取ることができます。

児童手当の支給額

金額は、子どもの年齢と人数によって異なります。以下の表は、子ども一人あたりの支給金額です。

0~3歳 15,000円
3歳~小学校卒業
(子ども2人まで)
10,000円
3歳~小学校卒業
(子ども3人以上)
15,000円
中学生 10,000円
所得制限額以上 5,000円

例えば、子どもが2歳の幼児と小学生の二人の場合は、毎月25,000円が支給金額となります。

例)子どもが2歳の幼児と小学生の二人の場合

0~3歳:15,000円×1名=15,000円
小学生:10,000円×1名=10,000円
―――――――――――――――――――
合計:25,000円

扶養人数ごとに所得制限額が決められており、その金額を超える所得がある場合は、一律5,000円となります。

児童手当の簡易計算表

以下の簡易計算表で、児童手当の支給金額を計算できます。
子どもの人数を入力して、「金額を算出する」をタップしてください。

年齢 金額 人数 小計
0~3歳 15000
3歳~小学校卒業 10000
中学生 10000


合計:円/月

※あくまで簡易計算となりますので、正確な金額はご自身で計算をお願いします。

児童手当の申請方法

児童手当は、住んでいる市区町村の窓口で「児童手当申請書」を提出して申請することができます。

市区町村によって書類が異なるので、住んでいる場所の自治体に問合せをしてください。以下は、東京都渋谷区の例です。

渋谷区の児童手当・特例給付認定請求書参考:児童手当申請書|渋谷区

児童扶養手当

児童扶養手当とは、離婚して片親となった家族を対象に支給される、子どもを育てるために役立てられる補助金です。

先ほどの児童手当は中学生卒業までが対象期間となりますが、児童扶養手当は子どもが18歳になるまで支給されます。(正確には、子どもが18歳になってから最初の3月31日まで支給されます。)

児童扶養手当の支給額

支給額は、一人あたり月額42,500円が支給されます。こちらも子どもの人数によって支給額が異なるので、以下を参考にしてください。

子ども1人目 42,500円
子ども2人目 +10,040円
子ども3人目以降 +6,020円

例えば、子どもが3人いる場合は、毎月58,560円が支給金額となります。

例)子どもが3人いる場合

42,500円+10,040円+6,020円=58,560円

2018年時点では、児童扶養手当は年に3回(4か月分×3回=12か月分)支給されていますが、2019年11月からは年に6回(2か月分×6回=12か月分)の支給方法に変更となる予定です。金額は変わりませんが、支給間隔が短くなるのはうれしいですね。

児童扶養手当の申請方法

児童扶養手当は、住んでいる市区町村の窓口で申請をすることができます。

児童育成手当

児童育成手当は、自治体などにより支給される補助金です。離婚をして片親となった場合に、子どもが18歳になるまで支給してもらえます。(児童扶養手当同様に、正確には18歳になってから最初の3月31日まで支給されます。)

児童育成手当の支給金額

支給額は各自治体によって異なるので、ここでは東京都渋谷区の場合を参考として紹介します。

実際の金額や申請方法は、自分の住んでいる地域の自治体に問合せをして確認してください。

子ども1人につき 13,500円

ひとり親家庭等医療費助成制度

離婚して片親となった家族を対象として、保険診療内の医療費の一部を補助してもらえる制度です。こちらは、子どもだけでなく親の医療費も補助対象となります。

ひとり親家庭等医療費助成制度の支給額(負担割合)

ひとり親家庭等医療費助成制度は地方自治体による制度のため、詳細はお住まいの地域の自治体に問合せをしてください。以下は、東京都渋谷区の例です。

通院 1割 月額上限:14,000円
入院 1割 月額上限:57,600円

寡夫控除

手当ではありませんが、シングルファザーで合計所得金額が500万円以下の場合、寡夫控除(27万円分の所得控除)が受けられます。

寡夫控除 27万円

父子家庭手当を活用しよう

働きながら一人で子どもを育てることは大変ですが、上記のような手当や補助金を申請することによって、いくらか生活が楽になります。

補助金を活用しつつ、親戚や両親などの周囲の協力をえて、子どもと一緒に生活してみてはいかがでしょうか。

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